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グラミン+ユニクロ=?

  • 2010.10.18
  • カテゴリ 生活
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写真1:グラミン銀行のグラムとはベンガル語で「村」のこと。グラミングループには様々な企業があり、グラミン銀行は「村の銀行」、バングラ一の携帯会社であるグラミンフォンは「村の電話(会社)」という意味になります。写真は村で行われているマイクロファイナンスの現場です。今回話題のグラミン ユニクロは「村のユニクロ」でなかなかビジネス戦略と合っている名前だと思います。

最近バングラデシュを騒がせている日本企業が二社あります。一社はカジュアルウェアの生産販売をしているUNIQLO。実家の近くにもお店があり、いつも大盛況だった思い出があります。そして、もう一社が雪国まいたけ。こちらは日本で独り暮らしをしていた時にスーパーでまいたけやエリンギなどを買っていた思い出があります。

さて、一見無関係のように思えるこの二社ですが、グラミン銀行、ソーシャルビジネスというフィルタをかけてみると関係性が見えてきます。この二社は、2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの銀行でマイクロファイナンス機関であるグラミン銀行と合弁会社を設立した日本企業なのです。その名も「グラミン ユニクロ」と「グラミン・雪国まいたけ」。

バングラデシュでソーシャルビジネスに乗り出した日本企業。私も協力隊活動の合間をぬいながらバングラデシュでビジネスのチャンスを探すものとしてこの二社には非常に興味深く関心を持っています。今回はアジアの最貧国バングラデシュでそのうちの一社「グラミン ユニクロ」がどのようにビジネスをしようとしているのか、私が聞いた話や調べた話で恐縮ですが紹介したいと思います。

「グラミン ユニクロ」

バングラデシュ国内で生地を調達し、バングラデシュ国内工場で生産、グラミンレディを販売員として対面販売を行う。このビジネスで得た利益はソーシャルビジネスに再投資する。このビジネスの大きな点はグラミン ユニクロに利益が上がると言う視点よりもこのビジネスサイクルがうまく回ることによりバングラデシュの社会的課題(貧困、衛生、教育、ジェンダーなど)を解決していくという点にあります。

※グラミンレディとはグラミン銀行からマイクロクレジットでお金を借りている債権者の女性たちが借りたお金を返すための仕事をグラミン銀行から提供され、組織しているグループ。

社会的課題をどう解決するのか。私が聞いたり調べた中では3点。

1点目は雇用拡大による貧困層の改善です。グラミン ユニクロがビジネスを行うことによりそれぞれのフェーズで雇用が生まれます。例えば、工場があればその労働者が必要になり、販売にもグラミンレディが必要です。グラミン ユニクロは3年後に100万点の生産・販売を達成し、グラミンレディを1,500人まで増やすことを目標にしているそうです。

2点目は保健衛生問題の改善。村の女性たちは下着を着用する習慣がないため、保健衛生の問題が発生しています。グラミン ユニクロの販売ラインナップには女性用下着が入っています。村で買うより高価ですが(下着1着40タカ、50円程度)、村で買えるものより高品質さが売りです。保健衛生の授業のようなものをグラミンレディが行い、保健衛生の改善と販売の促進する案もあるそうです。

3点目はトレーニングの効果。マイクロクレジットでお金を借りている層と言うのは教育を受ける機会のなかった人が多いと言われています。グラミンレディたちは販売を通じて計算や字を覚えたり、心構えを知ったりと生活に役立つ知識を手に入れることができます。また、販売結果が良ければ自信にもつながり、女性のエンパワーメントにもつながります。

グラミン ユニクロの取り組みはまだ始まったばかり。これからどのように進んで行くのか注意深くみていきたいと思います。これらの活動を自社に置き換えて考えてみると、グラミンNEC(またはグラミンNECソフト)で何ができて、何をするのか、うーん、なかなか難しいものがありますが、色々と考えてみようと思います。

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